窓をあけておく

窓を開けておくと妻にすぐ閉められます。

日記:2021年8月中旬の保活

11日

向こう1週間くらいは雨模様らしい。朝も曇りだったが溜まったものがあるので仕方なく洗濯機を回す。午前中はだらだら家で過ごす。英会話はしないのが前提になってしまった。よくない。昼過ぎ、お義母さんが横浜のワクチン接種予約をネットでしたいがやり方がわからないというので、LINE通話でサポート。ログインはできたものの、大規模接種会場以外はなかなか予約が難しいようだ。午後、予定よりちょっと遅くなって学校へ。人事に提出する書類の準備をしたり、図書館に行って本を受け取ったり、先生と立ち話したり。だいぶ夕方近くなってからメインの目的である某学会での発表内容のブラッシュアップ。あまり進まなかったが帰宅。

夕食、子はお粥、豆腐、味噌汁(薄め)、野菜汁を用意したところ、なんと少量ずつだけど用意したものを全部食べ切った。こんなに品数を食べたのは始めてだ。味噌汁をすくってスプーンであげようとすると最初は手でスプーンを掴もうとしたんだけど、手を押さえて一口飲ませてみると、美味しかったのかそれからは大人しく口を開けて待つようになって、野菜汁も飲んでくれた。なんとなく、もうスプーンからは無理だと思ってたけど、子もただ全てを拒否してるわけじゃなくて、味で見極めてるんだとわかった。

夕食&寝かしつけ後、メールを書いたり、哲学プラクティス連絡会の仕事をしたり、いろいろと精力的にiPadと対峙する。ちょっと仕事した感があり、充実した疲れ。

 

12日

午前、キッズスペースへ。妻はその間、図書館にいてもらって、子と二人で。子は少し眠かったはずだけど、充実して遊んでた。私も3歳くらいの女の子2人と子と遊ぶ時間があって楽しかった。帰りにケーキを買う。昼すぎ、Kさんたちとの勉強会。時間内の合意を目指して進行する、というのに慣れず、難しかった。終了後、Sさんが遊びにきてくれる。ケーキを食べながらおしゃべり。家の購入を考えているという話が印象的だった。夕方に帰ったあと、妻とのやりとりの中でジェンダー絡みで私のひどい認識が露呈する。妻に指摘してもらって、大いに反省。ホモソーシャルな物言いに対して、男性である自分がもっと批判できなきゃいけないのに、身内だから男性だからという理由で甘々で保身的になっていることを自覚しないと。

 

13日

雨の日。これから数日はかなり雨が強くなるよう。心配。午前中、買い物へ。ドラックストアでおむつや粉ミルクを買ってスーパーへ。夕方Tさん、Sさんが来てくれて手巻き寿司をする予定で、刺身などを買うつもりだったので、隣にある魚屋さんに入ってみたところ、刺身はちょうど良いものがなかったものの、野菜も売っていてきゅうりが一本十円。妻が5本手に取ってレジに向かう。よくスーパーの野菜売り場にある透明のビニル袋をくれと言ったけど、それはないのでレジ袋を有料でと言われて、断り、手できゅうりを持ってお店を出る。常連の人たちがひっきりなしに出入りしているで人気店なのかもしれないけれど、少なからず困っている風の我々への対応は気持ちの良いものではなく。もう行かないかなという感じ。続けてスーパーでもレジの店員の対応が悪い。割引の商品の入力を間違えたのにはっきり謝らずゴニョゴニョ言っていた。私はこういうときダメで、妻が苛立ち始めたのはすぐにわかるのだが、なんとなくその場を収めようと意味もなく「ありがとうございます」と普段言わない感謝を店員に言ってしまったりする。そしてそういうバランスを取ろうとする(つまり、妻の味方をするわけではない)態度を後から妻に指摘される。確かにそこでバランスとってどうすんだ。反省。その後、スーパーの2階で子をそれぞれ遊ばせつつ、お互い本を読んだり勉強したりする…はずが、小学生も多く、めちゃくちゃ賑やか。あまり集中できず、子も眠そうだが抱っこしても泣いている時間が長かった。帰りにスーパーを出たとこに普段はシャッターが閉まっていた青果店がやっている。大きなメロンが千円で売っている。お店のおばさんに聞いたら、安く仕入れたから安く売れること、食べごろについてなど丁寧に教えてくれた。印象もよく、妻がお小遣いで購入。接客について考えた一連の買い物だった。夕方、Tさん、Sさんが来る。手巻き寿司、なすの揚げ浸し、とうもろこしの天ぷら。天ぷらは私が作ったのだけど、小麦粉の量を増やしてしまって、べちゃっとした感じになってしまった。でも美味しいと食べてくれて感謝。Tさんの持ってきてくれた日本酒が美味しく、結局一本飲み切った。Sさんが学校の話から宇部の話までいろんな話をしてくれて、大変楽しく過ごす。メロンはまだ熟れていなかったので2人には秘密にしてクローゼットに隠しておいた。

 

14日

土曜日。某公園の“じゃぶじゃぶ池”で子と水遊びをする予定だったけど、大雨の影響で中止になってしまった。ちなみに、明日日曜日のフリーマーケットも中止。二日間のスケジュールがまっさらに。終日家でのんびり過ごす。妻が中華料理を食べたくなるが、雨も強いし、私のお腹も減らないしで断念し、夕食は家でパスタ。子を寝かした後、4月からの仕事の復帰や保育園について話す。確実に扶養内で働いてもらうのはコマ数調整がかなり大変そうだということを改めて確認。それに合わせて保育園に入れるための最低限必要な労働時間との兼ね合いや高い保育料のこともあって、いろいろ悩ましい。

新聞を読んで、県内の感染状況悪化(ステージ3)のため、プレミアム宿泊券と旅旅割が使えないことを知る。再来週の県内旅行はそれを当てにしてだったので悩ましい。がまんすべきか。

 

15日

日曜日。11時ごろ買い物。今週はチゲ鍋とグリーンカレー、鯵のフライなどの予定。帰宅後、買った油そばを作って食べる。子もちょっと離乳食。午後、妻は図書館へ。私は子を膝で寝かせつつ、昨年末のドラマ「当確師」を観る。まあまあおもしろかった。夜、三つ葉たっぷりの味噌汁と親子丼を作る。妻が美味しい美味しい言って食べてくれてよかった。子離乳食、薄めの味噌汁も飲んだ。夜、1年ぶりくらいに見にスーファミをつけて「パネルでポン」をする。楽しいけど以前ほどは熱中しない。

望月優太『二つの日本』読了。日本の移民政策や日本で暮らす外国人の実態についてデータでよくわかった。あまり感情に寄った文章をあえて避けて書かれているにもかかわらず、望月さんの怒りのようなものが見られる。望月さんの書くように、これは人権の問題であり、日本の中に分断やレイヤーを生み出すことなので、彼らの問題なのではなく、私たちの問題なのだ。

  

16日

朝、youtubeで京大“立ち止まって考える”シリーズの児玉聡さんの「新型コロナと倫理―1年後編」をみる。


www.youtube.com


勉強になった。自分は自由や権利の侵害ということを厳しく捉えすぎているかもという気にもなった。ナッジについても興味が湧いたので本を読んでみよう。

今週は保活ウィーク。来年度4月の入園のためにはこの11月に保育園に申し込む必要があり、いくつか保育園の見学に行く。

1日目。A保育園。徒歩5分。最短距離の幼稚園の一つ。

・仏教系だけどそんなにそこにこだわりはなさそう。

・3月中の慣らし保育はなし。

・ろうかは大きめのおもちゃとかがあったごちゃごちゃしている感じ。

・入園時に必ず用意しなくてはいけない特別の持ち物は特になし。(お布団は持参)

・二階建て、1階は0〜2歳、2階は3歳以上。年中、年長はきっちり椅子に座ってお勉強っぽいことしてた。こっちにも大きな声で挨拶してくれた。

・卒園児の入学する小学校はバラバラ。

・園庭は広い。夏は毎日園内でプール。

・初めて保育園を見学したのであまり比べる対象がないのだけど、良くも悪くも普通の保育園っぽい。

・家から近いのでここでもいいっちゃいいんだけど、他も見たい。

 

午後、市役所に寄ってから学校へ。お盆休みで事務も教員も全然いなくて静かな環境で3時間くらい、勉強。『誇り高い技術者になろう』再読。倫理綱領のあたりの話、今までは全然イメージができなかったのだけど、自分が今哲学プラクティショナーの倫理綱領作成という課題を考えるようになって、その意義もわかるようになったし、とても勉強になった。

夕方帰宅、チゲ鍋。妻のつくるチゲ鍋は本当に美味い。

 

17日

午前中、保活2日目。

B保育園。徒歩5分。

・A保育園の半分くらいの定員。全部で60人。0〜1歳は7,8人以下で少人数で見てもらえそう。

・建物は壁も柱も木で、教室の机も木、全体的に温もりがある感じ。

・園庭は狭め、外遊び好きにはちょっと物足りないかも。

うまく言えないけど、A保育園よりもとても雰囲気がよかった。木のせいか、気のせいか、別の要因か。2人の共通意見としてここなら親としても不満はないよね、ということ。近くにそういう保育園があってよかった。

 

午後、妻はミスドへ。子はなかなか寝ず、ご機嫌で楽しそう、ニコニコしながら過ごしていて夕方ようやく昼寝。夜、空手の日だけどなかなか行く気にならない。19時を過ぎてもグダグダしてしまって行かない方向に傾きかけたけど、結局19:30ごろ家を出て空手へ。結果行ってよかった。深夜、子は今は20時ごろ寝て、一度23時か24時ごろ起きるんだけど今日は起きたあと、ミルクも飲まず眠れず、さらに大きな声で泣き出してしまう。夜泣きか。

 

18日

朝、洗濯物を干していたら、うっかり洗濯物をベランダのウンベラータの上に落としてしまい、新しい芽と葉っぱが茎から折れてしまう。妻に伝えたところ、案の定大変落ち込む。茎から切って、水に挿してみる。根が出ますように。 

保活3日目。C園。企業主導型保育園、徒歩5分。

・少人数。一軒家のなかで過ごす感じで落ち着く。

・安い。場合によっては認可の半額くらいかも。

・持ち物もいらない。おむつも布団も用意してもらえる。

・3歳からは幼稚園に行かないといけない。めんどうととるか、選べるととるか。

・建物も園庭もこじんまりなので、大きくなってくると手狭かも。

値段も含めて魅力的な選択肢ではある。B保育園との比較は悩ましい。いかせてみたい幼稚園もあるのでよいのかも。 

昼、近くにできたインドカレー屋に行くことに。美味しいが、おかわりナンが余計で食べすぎた。しばらく胃もたれ。子は持っていった卵パンをそこで食べ、ちぎってあげたナンも結構食べた。すごい。同時にインドカレー屋のインドの人たちが搾取されているのではないかという疑念を抱き、心配になる。

それから、子の予防接種へ。たまたま知人に会った。1ヶ月検診の赤ちゃんも見かけて、小さにびっくり。赤ん坊だ。8ヶ月前は子もああだったと思うのだけど、なんだかすっかり忘れてしまっている。当の子の予防接種は、なんと泣きすらせず。すごい子だ。夜、某勉強会。よい勉強になった。

 

19日

朝、電話があり、明日見学予定のE保育園(小規模保育所)から。県内市内での感染悪化に伴い、外部の人の出入りを制限するので見学ももう少し落ち着いてからにしてほしいとのこと。妻と本命視していたところだったので残念。だけど感染対策に気を遣っている点は好感。自然の中で走り回る保育とのことで、気になる。 

午後、私は子を連れてキッズスペースへ。妻はコメダに行ったらと言ったけどそこまでの元気はないとのことでミスドに行っていた。キッズスペースでは、全く誕生日が同じ子のお母さんに声をかけてもらったり、その流れで私が育休を取っていることを伝え大層感心されたり、よその子の初めてのひとり立ちの手助けをしたりした。男性が育児しているというと、女性にとっては当たり前のことでも感心されるのはどうもむずがゆい。 

f:id:p4c-essay:20210827162044j:plain

キッズスペースに設けられていた写真スペースで

夕方、私がアジフライを作る。ズッキーニのしょうが炒めと味噌汁、アボカドの刺身も。初めてで不安になり、妻に助けてもらいつつ、仕上がりは美味しかった。

f:id:p4c-essay:20210827161915j:plain

アジフライ

  

20日

早朝、妻に某連絡があり、気になって眠れなかったとのこと。すごく気落ちしている。そのままその話をする。Uさんにも聞いてもらうことにして午前中に話す。話したときは妻も少しスッキリしたようだったけど、しばらくしてやっぱり苦しそう。人類補完計画が成功すべきだったと言ってる。午後もその話をしつつ、私は哲学プラクティス学会の打ち合わせ。勉強になった。当日が少し楽しみになる。終わってから急いで買い物。粉ミルク買ってからスーパー。半額のお刺身とジンギスカン用の肉などを買う。お風呂に入って、子を寝かしてから、夕飯。お酒を飲みながら肉とお刺身。美味しく食べれてよかった。妻はそのあとKさんとも電話で話していた。私は早めにベットへ。子はわたしたちの雰囲気は察することはなく、今日も元気だった。朝はパンに卵を挟んだものを食べ、昼にメロンを食べ、夜も少しメロンと豆腐を食べた。好きなものなら食べてくれるのもわかってきた。

 

 

子は9ヶ月になった。離乳食はほとんど食べずミルク頼りなので体重はほんとに少しずつしか増えず心配。食べないわりに、元気に動き回るのでそりゃあ増えないよなあという感じ。最近は私や妻の身体に噛み付いてくる。がうー!とかうがー!とか言いながら楽しそうに。人の肉を食うという点で同じなので「(仮面ライダー)アマゾン!」って呼んでる。離乳食食べないとは言ったものの、気に入った味のときには少しは食べてる。特にメロン、スイカ、ナシはわりとパクパクと食べる。他のものも手づかみで食べようとすることは時々あって、でもうまく口に入らないのがもどかしいところ。育休も残りわずか、日中妻がワンオペになる前に、うまいこと子が好きな味を見つけてあげられればいいのだけど。