窓をあけておく

窓を開けておくと妻にすぐ閉められます。

実践のこと

日記: 2023年10月23日〜31日 寮でのバーベキュー、食あたり、哲学対話愛好会ハロウィン企画など

10/23 月曜日 晴れ 黒のチノパンに茶色の陶芸家シャツ 昨晩熱のあった子は疲れからかなかなか起きず、結局保育園を休むことに。静香が一日そばにいてくれる。 私は出勤してメールを書いたり書類仕事をしたり。某メールに時間がとられる。 午後は2クラスで授…

「哲学対話」という言葉のこと|「(哲学対話において)大事なのは哲学なのか、対話なのか?」という問いに意味はあるのか

(夏季休暇を終えて職場に復帰初日。文章を書くリハビリにブログを開いてみる。) 先日お会いした方、「哲学対話」に参加したことはないけど、よく耳にはするし関心はあるそうなのだが、「哲学対話、あまり特別な準備もいらず開催できるので、間口も広い分、…

最近は哲学対話の授業、こんなふうにやってるよ

最近も哲学対話の授業、細々してます。 やりながらもあんまりうまくいかないなあと思うことが増えているような気持ちもあったのだけど、先日やったやり方が感触がよかったのでメモ。 前提の確認 課題だなあと思っていること で、今回やったのが... やってみ…

9月5日(日) 日本哲学プラクティス学会第3回大会に参加したので感想

昨日投稿した哲学プラクティス連絡会の話に続いて参加報告。 p4c-essay.hatenadiary.jp 日本哲学プラクティス学会とはなにか。 哲学プラクティスは、市民が自由に語り思索する自発的な活動です。この活動をさらに発展させ、より活発で意義深いものにするため…

9月3日と4日、哲学プラクティス連絡会第7回大会に参加したので感想

哲学プラクティス連絡会は「日本国内における哲学プラクティスの実践者・研究者が集まり、たがいの活動を報告し、情報を交換しあうことによって、哲学プラクティスを豊かで実りの多いものに発展させていくことを目的」(連絡会HP)とした集まりです。年一回の…

担任

この3月で2年続けて担当したクラスの担任も引き継ぎ。勤務校では3年生からは専門学科の先生が担任をされるのが慣例なので、一般科の私の仕事はここまでなのです。 担任の所見の作成や次の担任の先生への引き継ぎなども終わったので、一応これでひと段落。書…

オリジナルの対話文を作る試験

今年度最初で最後の対面試験 今年度は前期のあいだはオンデマンド授業だったのでレポートやオンライン小テストで評価をしていた。それはそれで期末テスト一辺倒にならず評価が分散できたのでよかったなと思いつつ。2月に今年度最初で最後の対面試験があった…

感想を書いてもらうということ

シラバスが書けない 年明けから対面授業をしている。けど、もうほぼ終わってまもなく試験期間。 今年度はオンデマンド授業8割、育休1割、対面授業1割くらいの感じで、例年とは違う疲れや悩みをもちつつ、年度末に突入する。気づけば来年度のシラバスの〆切が…

某高校への訪問ラスト、とか

早くも今年も1ヶ月が終わってしまった。 1月後半も相変わらず気持ちは落ち着かないのだけれど、それでもちょっと余裕がある気持ちになるのは、単純にもちコマ数が少し減ったから。 今週はなんだか時間に余裕があるなあという気がしていたのだけど、要するに…

高校での哲学対話実践に伴走する、ほか

p4c-essay.hatenadiary.jp こちらのつづきの1週間*1。 世間の週末はセンター試験でしたが、高専はそんなことは無関係なのです。 高校の教科書を使って現社や倫理を教えているので、もっと関心をもつべきなのだろうけど、今年はまだ問題も全然見ていない。 w…

ライフラインのある授業ー対話したくない人はしなくていい?

GWです。 なかなか担任仕事もあったりで、落ち着いてブログを書く、という感じにはならず間が空いてしまった。 一昨年、非常勤をしていた学校の生徒さんが声をかけてくれて、昼食をご一緒してきた。二人とも素敵な大学生。一年間受験用の倫理を教えていただ…

新年度の授業びらきと哲学対話

新年度、初担任についつい気をとられてしまいますが、授業も開始。 勤務校にて。前日の風雨でだいぶ散った。 授業びらきになにをするか 他の教員ブログを見ていても、初回授業には気を使われているのがわかる。 私は、というと、そんなに考え込み、作り込ん…

初めて哲学対話をやった先生たちは何を感じるのか

体験授業とか教員研修とか 大変僭越ながら、所属NPO経由や東京の先生経由で、哲学対話についての体験授業をしたり、教員のみなさまにお話をさせていただく機会をいただくことがあります。 大分の学校での哲学対話&教員研修。唐揚げを買って帰るのだ。— おが…

お客様襲来

かなりコンスタントにブログが書けていたはずなのに、ここ、1、2週間はぱったり止まってしまっていた。シラバスやら試験準備やら入試やらがあったのかな。ちょっと落ち着いて振り返ってみると、なにが忙しかったのか、よくわからないけど。。*1 お客様襲来…

学校単位での哲学対話・哲学教育への取り組み事例まとめ[探究学習との関連性を意識]

とあるところの学校の先生方へ向けて、哲学対話やその学校での取り組み事例を紹介するようなレクチャーをさせていただく機会があった。 もう知っている人は知っている学校名と実践状況だけれど、どこかでまとまって読めるものは今でもそんなにあるわけではな…

授業再開ー授業事例集ってどうやって使うんだ?

年末年始もちょこちょことブログを読んでくださっている方がいたようでうれしいかぎりです。今年もよろしくお願いします。 本日より授業再開 そうだ!授業事例集にヒントを! あれ?授業事例集ってどうやって使うんだっけ? 自分のなかの抵抗感は「時間がな…

授業でできることと授業外でできることー放課後対話の会をやる

放課後の対話の会のこと 今年の授業の最終日である25日の放課後、主に授業で担当している学生さんたちにお声掛けして、ゆるやかな対話の会を開催しました。 【学内向け】ごめんなさい。下記ツイートについてですが、18日(火)に会議があるようでした。25日…

「自分の思ったことを言う」というルール

毎回ルールを変えること ありがたいことに色々なところで、哲学というものに初めて触れるような人たちと哲学対話をする、という機会がある。そこではたいていは哲学対話のルールを説明するのだけど、わたしは自分用の毎回決まったルールを持っていない。 正…

小学校で海について哲学対話

呉へ 広島県の呉市の島にある小学校で、哲学対話の授業をさせていただきました。 この前は先生たちと、だったけど、今度は本当に「海」について、小学生と哲学することになった!どうなるかな!— おがぢ (@ogadi_ogadi) 2018年9月9日 前回8月は教員研修で、…

「いなかの学校」にこども哲学をしに行く

週末出かけることが多かったのと、学校のほうも少し忙しかったのもあって、久しぶりのブログ。 「いなかの学校」にこども哲学をしに行く 先週末は所属NPOへ来た依頼を受けるかたちで、県内のフルーツ農園を会場にした二泊三日の小学生向けのキャンプ、「いな…

「哲学おしゃべりカード」で問いあてゲームをやってみる

授業時間が少し余って、試験前で、がっつり哲学対話をするわけでもないなあというときに、パっと思い付きでやってみたら、思いのほか面白かったのです。 使うのは、「てつがくおしゃべりカード」です。 てつがくおしゃべりカード (哲学カード) 作者: リヒテ…

カヌレで考える7つの質問あるいは哲学者の道具箱

7つの質問の使い方 昨日は某NPOとしてのファシリテーター交流会に行ってこどもの哲学で言われる「7つの質問」について考える機会があった。 7つの質問とは「哲学者の道具箱」などと呼ばれたりする、対話を促進してくれる質問の型のようなもの。 p4c-japan…

哲学の人としてそこにいることの逆説

人はどのようにして仕事をするのか。それはいつ哲学になるのか。についてのミーティング。時間がなくて言えなかったけど、この話題を聞いて自分について思ったのは、今、哲学対話を実践している二校ではなくて、ただの非常勤講師としている学校でこそ、哲学…

こども哲学のクックパッド

哲学対話を広める 先日、ぼくがとても信頼しているセミ・クローズドな集まりのなかで、 哲学対話はとてもいい実践だと思うから、もっといろんな学校に広まってほしい。そのためにはどうやったらいいか考えたい。 という話題が出た。 確かに、哲学対話、自分…

研修会でした。信頼とはなにか?の本質観取と、哲学対話の問いのもつ切実さとかいろいろ

1学期の授業が終わった。とても緊張することも多かったし、反省すべきところばかりである。未熟。でも基本的には教室に楽しい気持ちで向かっていけたし、生徒・学生とのやりとりは充実した時間だったなあと思う。夏休みしっかりと秋からの準備をして、秋から…

あなたの不満はなんですか?から哲学は始まるのか

ねりま子どもてつがく第四回に行ってきた 「どうしてママは私の髪の毛をとかすときに痛くするの?」 「どうしてお風呂に毎日入らなくちゃいけないの?」 「どうして嫌な注射を打たなくちゃいけないの?」 「なんでゲームの時間を大人が決めるの?」 「なんで…

ふつうじゃない

昨日は、某所でのこども哲学にかかわりたい人のための講座のお手伝い。 様々な職業、年齢の方がたくさんお集まりいただいて、いつもとても盛況で、いつの間にこんなことになったのだ、と驚きつつ、毎回楽しく過ごさせてもらっている。 講座の内容はいちいち…

「太陽は四角いのよ」とママが言いました。

今日は「ねこてつ」(ねりま子どもてつがく)さんにお声かけいただいて、親子で哲学対話。 全容はこちらから。 www.facebook.com ポスターを作って、告知や会場もとっていただいて、年長から小学3年生までのお子さん12名とその保護者の方達で計25名くらいと…

サンタクロースをだれも信じなくなること

クリスマス。教会に行って賛美歌を歌ってきた。 ... 10月に親子参加の子どもの哲学があった。 問いは子どもたち(小学生)が出した、 ・サンタクロースっているの? ・なぜ大人になると働いてお金を稼がないといけないの? ・子どもの名前を大人はどうやって…