窓をあけておく

窓を開けておくと妻にすぐ閉められます。

日記 2023年10月16日~22日:妻の誕生日、文フリ福岡の裏で動物園に行く、など

10月16日 月 晴れ 陶芸家シャツ

出勤。午前中はいくつか連絡をしたり、長らくWindows updateに失敗し続けていたノートパソコンと向き合ったり、パレスチナについての勉強をしたり。お昼を食べたあとで2コマ授業。カッパ親父になった話をわざわざ写真まで見せてしたのにあまり反応がなかった。身を削り損。終わったらもう夕方。社会科主任なので新カリキュラムについて資料を見て少し検討してちょっと連絡をして、メールを書いて、帰る。帰宅後、静香の誕生日当日のケーキを私が検討していないことを静香に指摘される。自分の誕生日のケーキについて自分から言い出させてしまった。ほんとうに申し訳ない。

 

10月17日 火曜 晴れ 長袖白T

子を送ってから出勤。上手に気分を乗せてあげられず、かなり暴れる。かみつかれた。

学校、エッセイを仕上げたり、各種連絡をしたり、授業準備をしたり。昼に一度帰宅して静香と明日のケーキを買いに。接客が微妙。昼も家で食べてから学校に戻る。

午後はオンラインで打ち合わせ。並行して研究室では学生さんたちが集まり、哲学対話愛好会の活動、「20歳になっても働かないことはよくないか?」という問いだったらしい。夕方、寮関連で仕事。来週、寮祭でバーベキューをするのだがそれに向けてがんばってくれていてなにより。夜、空手。月末の試合で審判をするのでそのための準備。指の皮がむけた。

 

10月18日 水曜 晴れ 陶芸家シャツ

静香の誕生日当日。朝、昨日買ってきたケーキを食べる。夜のためにパエリアの下準備。具材を切り、アサリの塩抜きをし、スープの材料も合わせておく。

出勤して、寮の巡回。すこし仕事してから寮で検食。午後は授業一コマ、それから寮で学生対応4件、遅れて一般科会議、と慌ただしい一日。会議を途中で抜けて帰って、パエリアを作る。思ったよりうまく作れて静香も喜んでくれたのでよかった。

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食事の前にはプレゼントと手紙を。前日に、空手に行く前に寄った雑貨屋で悩んだ末買った手袋を第一声、「高い」といい、「自分では絶対買わない」といい、「お母さんからのプレゼントみたい」といい、「きっと使う」と思う、といっていた。総じて、今年も無事お祝いできてよかった。

 

10/19 木曜 晴れ 半袖Tシャツに薄いジャケット

午前中は授業を一コマ。ちょっとずつペースを取り戻してきた。午後は授業プリントまとめて印刷、寮での会議など。その後、寮祭の準備関連で少し残業。帰宅してから前日の残りのトマト缶などでパスタを作る。美味しかった。夜、文フリ東京に出すエッセイ集用のエッセイを静香に見てもらいほぼ完成させる。

 

10/20 金 雨 陶芸家シャツに薄いジャケット

朝から大分の某高校へ。仕事は午後からだけど、お願いをして3限の美術、4限の歴史や地理の授業を見せてもらう。人の授業を見せてもらうのはそもそも自分にとってとてもよいことだし、ふだんの生徒さんたちの様子を知ることもできる。なによりそこに長く滞在することで先生方ともちゃんとお話ができる関係性が少しずつできてくる気がする。私よりも若い先生、同世代の先生もいるので、もっと仲良くなりたい。午後はサイレントダイアログをやるとのことで各教室をうろうろ。ふりかえりの場で大変大事な指摘をいただく、月曜日以降先生方全体にメールでその話をすることにする。

その指摘は、哲学対話の「話をしなくてもよい」という説明や方針についてのもの。この説明の一方で、生徒の発言があまり活発でなかった回はどうしても「難しかった」「あまりよくなかった」回という授業評価の割合が増えてしまうことにあるジレンマの話だった。私からは、まさに「話さなくてもよい」が「話してほしい」という学校でする哲学対話のジレンマがあること、そのうえでそこでも立ち返りたいのは、哲学対話は「みんなで考える」ための時間を目指していることをお伝えした。強制的に話さなければいけないというプレッシャーはときに生徒を紋切り型の回答に終始させてしまい、本当に考えるということから遠ざけてしまう。た。「話をしなくてもよい」という方針や説明は、そういったプレッシャーから解放するためのもの。一方で、みんなで考えるためには、だれかが気になったことや考えていることをその場で共有してくれることが必要だし、それに対する質問や応答も必要になる。それで結局、一定数の生徒さんが思っていることを話すことが必要になるけど、そのための環境を整えることがやはり難しい...。こういう実践を重ねれば当然考える、だけど真剣にやらないと気づかないかもしれない話題が先生方から出るのは大変ありがたい。

終了後Yさんを北九州空港まで送る。夕焼けも相まって北九州空港までの道のりがいい感じだった。帰宅してか、買ってきた中津からあげとビール。明日、北尾さんをお迎えする件に関して、静香とケンカになる。つかれた。

 

10/21 土曜 晴れ ジーパンにスウェット

夕方から百万年書房の北尾さんが泊まりにくる予定の日。それまでは先週の日記を書いたり、部屋の掃除をしたり、ガソリンを入れて洗車をしたり、夜のために頼んでおいた刺身盛り合わせを魚屋に取りに行ったりして過ごす。コイン洗車、めちゃくちゃ並んでやったのに、水滴をその場で吹き上げずに家に帰ったら、むしろ汚くなってまじで萎えた。静香は一日、緊張してソワソワしていた。

夕方、3人で空港までお迎えに行く。子には、前日から「あした、きたおさんくるよ、あそぼうね」と言っていて、昼の時点から「きたおさんは?」と聞いてくるくらいだったので、人見知りすることなく。

家に帰って、みんなで食事とお酒。いろいろお話できて楽しかった。23時過ぎにお開き。

 

10/22 日曜 晴れ 白の陶芸家シャツにニットのチョッキ

早起きしてみんなで文フリ福岡へ。静香が運転。会場駐車場に車を置いてから、私と子は福岡市動植物園へ電車とバスを使って行く。最初は順調に動物を見ていたのだが、子は基本的に移動をすべて私の抱っこに頼るし、動物園が広く、かつ、坂道がすごく多いため疲労。お昼どきに売店にたどり着いたのだけど、子に焼きそばやうどんを食べようと言うのに、アイスがいいだ、このおもちゃを買うだ、勝手なことを言い、困る。結果、お互いに主張を押し引きし、交渉し、自販機でジュースを買ってやるなどし、手から離さなかったおもちゃを棚に戻させ、焼きそばとたこ焼きを買ったものの、ほとんど食べず。「パパのおひざでねんねする」と言ってぐったりもたれかかってきた。

目はつぶらなかったと思うけど少し休憩したら復活して、その後も動物園を14時ごろまで。ペンギンを楽しそうに見たり、吼えるトラに怯えながらも近づこうとしたり、いろいろかわいかった。帰りにキリンの顔のついたクルマのおもちゃをおみやげに買わされた。

文フリ会場に戻り、百万年書房のブースに来られていた外山恒一さんにご挨拶し、サイン本を購入。ちょっとお話しできて感激。実際は思想も来歴も知らないのでこれを機会に勉強したい。文フリ福岡自体もざっと見たけど、自分が日記本で出店するイメージは全然湧かず。

夕方、ajiroに寄り静香はサイン本を作り、それから古着屋にも立ち寄ってから、車に戻って帰路。3人ともそれぞれかなり疲れていた。

帰宅してさっと食事をして早めに寝る、はずが、寝る直前に子どもが夜食べたものを咳込む勢いで妻の布団に吐く。テンションがさらに下がり、2人でさっと処理をして、寝た。