窓をあけておく

窓を開けておくと妻にすぐ閉められます。

日記:2021年6月下旬の難航する離乳食

21日

県内のプレミアム宿泊券を利用した旅行について調べる。決め手に欠いて大いに困る。旅行はこの作業が心底疲れる。パッと行っちゃえばいいんだけども。

必要があって妻のプロフィールに使えそうな写真を撮るために、某公園へ。子が珍しくベビーカーで寝てくれたので集中して撮影会。よい場所があっても日差しが強すぎて逆光だったり、眩しくて目をつぶってしまったりでうまくいかず。代わりに、アジサイの近くで撮ったものはまあまあということで及第点をもらえたようだ。帰宅後昼寝。子のうんちを見たら、チラシの破片らしきものが!口に入れてしまっていたのは知っていたが、まさか飲み込んでいたとは。気をつけないと。

夜、パスタ。食事をしながら翌日予定の7ヶ月検診の話になり、項目のなかに「何かを伝えようと話しかけるように声を出すことがある」というものに気づき、子はあまりそういうのがないことに思い至る。もちろん、究極に眠かったり、痛かったりすれば泣くけれど、不平不満を声に出してこっちに訴えるようなことはないような気がするし、喃語は話すけどこっちに向かって話してる感じはしない。話してるうちに心配になってきてしまったよ。

夏至。19時半でまだ明るい。

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西はすごいね。

22日

朝、初めて固茹でした卵の黄身をあげてみる。ひとすくいだけだけど、食べたし、その後の経過を見ても大丈夫そうだった。宿についてまた話し、決まらず、疲れる。昼は焼きそば。午後、7ヶ月検診。話しかけるように声を出す、項目については聞いたけど、さらっと流されてしまった。終わった後、妻はそんな感じ(大して気にしないくらい)なら、項目に書かないでくれと怒っていた。あとで家に帰って妻の母子手帳を見たらその頃にも同じチェック項目があるようだった。かなり長い間、慣例化している表現なのだろう。帰りの車で子が寝たので、そのままドライブ。結局、近く(車で15分くらい)の某海岸へ。波打際で抱っこしていた子の足を下ろしてあげようとしたら、「ふえー!!」と怯えたような声を出していた。珍しくて妻と二人で笑った。ネガティブな反応にせよ、未知のものに出会って刺激を与えるのは大事な気がする。帰宅後、どうにもこうにも気分が乗らず、空手をサボる。代わりにつかまりだちとハイハイでどこまでも行こうとする子対策で部屋の模様替え。依然としておすわりはしない。夕飯。妻が鶏肉とブロッコリーの焦がしマヨネーズを作ってくれた。美味しい。

  

23日

朝、すごく久しぶりに英会話。昼、妻はコメダ珈琲へ。私は子をみつつ、録画しておいた中からようやく1年前のETV「7人の小さき探究者〜変わりゆく世界の真ん中で〜」を観る。p4cと絡みながらも、後半はその文脈に留まらないよいドキュメンタリーだった。一斉休校を知らされた直後の子どもたちの反応にはグッとくるものがあった。そのあと、これも随分前に録画していたNHKの「こもりびと」を観た。松山ケンイチがよかった。

妻に勧めてもらった山崎ナオコーラ『ブスの自信の待ち方』読了。一本一本がボリュームのあるエッセイだったけど、最後まで面白く読んだ。容姿差別の問題を、(研究などを参照せずに)素手でこれだけ書けるのはすごいし、基本的な論理が一貫してるので読みやすい。特に、著者として顔を載せることの苦しさや、私たちがいかに人の顔でその人の性格や素性を想像したがるのか、評価したがるのか、という点は強く納得した。

  

24日

朝、英会話。二日連続続けられてよかった。東北の母からさくらんぼが届いて、早速美味しくいただく。妻が美味しい美味しいと言っている。昼、妻のお母さんから送ってもらったうどんで焼きうどんを作るついでに、子にもうどんを用意してみた。くたくたに煮て、包丁で小さく刻む。今までおかゆも他の野菜とかもほとんどブレンダー使ってたから、それと比べたらかなり固形ではあったけど、思いのほか食べてくれた。ツルツルするからか、口からどんどんこぼれ落ちてしまうけどかわいい。午後、某Kさんに誘っていただいた会に参加。とても勉強になったし、楽しくてたくさん喋ってしまった。ありがたい。夕方、Uさんと電話。我々と話したいと思ってくれることがあるのがうれしい。思い出話や彼女の話や人間どうせ死ぬ話とか鬼滅の刃の話とか三国志(オンラインゲーム)*1の話とか義務論的な生き方の話とかざわざわの話とか哲学対話の話とか。

夕食は豚肉やニラやニンジンなどで中華丼を作る。うまい。妻がうまいうまい言ってた。

妻は前の週に病院に行って腎臓が1個ないかを確認するためのCTを撮ってきたのだけど、その結果の電話がかかってこないとソワソワしている。曰く、昔から「自分は病気なんじゃないか」という思いにずっと囚われてきたらしい。確かにそういう話をしがちなのは知っていたけれど、改めて心配。こういうのは私のように身近な人であっても、油断すると「まあ自分だって病気なんじゃないかと思うことはあるよ」みたいに言って、相手の気持ちを疎かにしてしまうことがあるので気をつけたい。ただ、他方で気にしすぎないことが大事なのも確かなので難しい。話したのは、電話を待つとかそういう時間がやっぱり辛いので、相手に電話で伝えると言われたとしても、直接聞きに行きますと自分から言うとか、そういうTIPS的なこと。うまく一緒に考えたい。

 

25日

朝、Kさん*2勉強会。引き続き美術教育のカリキュラム論について教えてもらう。こういう機会もなければ、一生触れることのない話なので、興味深い。そのあと、続いてYさんと某相談。妻はその間に病院に電話をしたらしいが、担当の先生が後ほど折り返してくれるとのことですぐに結果は聞けなかったそう。昼は昨日の中華丼の残り。子はご飯とかぼちゃのスープ(ずっと前に作ってたかぼちゃペーストの冷凍を解凍して水と出汁を入れた。)。かぼちゃは嫌いな印象があったけど、水気が多ければ案外飲んでくれた。妻は時々ため息をついて、病院からの連絡を待っている。

午後、私は子と二人で某プレイルームへ。2週間ぶり、2回目。一人で連れていくの初めてで入るときは緊張したけど、入ってしまえばみなさん自分の子供を見ているので気にならなかったし、保育士さんも近くに座ったお母さんたちも優しかったのでよかった。子は人見知りもせず楽しく遊んでたけど、はいはいで動き回ったりおもちゃで遊ぶというよりは、掴まれそうなクッションなどを見つけてはすぐにそこへ向かっていきつかまり立ちをする、そして近くに来た大人には笑顔を振りまく、みたいな活動だった。保育士さんの方にも近づいていってよじ登ろうとしていた。男性だと「今日はお仕事お休みですか?」(休みだから来ているんよ)とか「一人目ですか?一人目なのにこういうところ連れてきてパパ力がありますね」(まあね)みたいに言われるんだな。

病院からも連絡があり、腎臓一個だったとのこと。一個を大事に生きていこう。

 

26日

朝、離乳食はおかゆには初めて塩を加えてみたらいつもよりよく食べた気がする。それから先日もらったさくらんぼも2個用意してみた。酸っぱい顔をしながらも食べてくれたのでよかった。夕方、先日撮った写真が微妙とのことで、再度自然な写真を撮るために最寄の無人*3で撮る。駅には燕の巣があって、赤ちゃんがたくさんピーピー泣いていた。なんで駅には巣がありがちなんでしょう。そのあと、Kさん誘って、市内の若者が運営する屋外芝生スペースでやっている小さなビアガーデンへ。子ども連れが多くて、音楽も流れてて賑やかだったけど、屋外だし距離も取れるので安心して楽しめた。生ビールおいしかった。19時ごろにはKさんと別れてこちらは帰らせてもらう。

毎週土曜日に新聞に載る数独やその他のパズルを最近よくやっている。昼間2人でやっても解けなかったやつを風呂で一瞬で解く。パズル名人と呼ばれたい。

 

28日

午前中、地区のふれあいセンターでの子供向けのイベントへ。15組くらいはいたんじゃないかな。密だった。幼稚園の先生がいろいろ遊びをしてくれたが、子は会場の雰囲気にのまれたか眠かったかあまり楽しめていないようだった。家に帰ったあと、そこでやっていた手遊び(一本指こちょこちょ)を子にやってみたら、ニコニコしてうれしそうにしていた。

午後、妻は原稿のラストスパート。とりあえず一本書けたようでよかった。手助けをと思ったが、結局昼寝の抱っこを任せてわたしだけ寝てしまった。夕飯、久しぶりに私が担当。鶏肉とナスの南蛮漬け、卵焼き、味噌汁を作る。美味しく食べれてよかった。

富永京子『みんなのわがまま入門』読了。いろいろヒントをもらえる本だった。授業でも使ってみたい。著者の社会運動をしない社会運動研究者という立場にさらに興味が湧いた。 

夜寝る前、妻が寝るリビングに複数匹蚊がいるとのことで、一緒に時間をかけて発見し、やっつける。

 

29日

離乳食。トマトをあげてみるも酸っぱそうな顔をしてほとんど食べず。おかゆもそのせいかかなり残す。集中できるタイミングを見つけるのが難しい。そのあと、英会話。午後妻に原稿に集中してもらう意味もあって、子と外出。郵便局で荷物送ったり、銀行で市民税払ったり*4、当日が閉店日だった某施設に行ったり。某施設で遊んでたら地域紙に取材された。帰りに当日全国発売の低アルコールビール「ビアリー」を求めて、スーパーを行脚。二軒目であってよかった。道中、子ではなく、私の方がお腹痛くてうんちをしたくなってしまって、某施設のトイレに行くも子を置けるところがなくて断念、スーパーにはだれでもトイレがあって助かったけど、子どもとのワンオペ外出だとお腹緩い人とかトイレ近い人は大変だな。特に男性用トイレには設備が十分じゃないこともある。

夜空手。大会前の子どもたちがたくさんいた。メニュー的にも軽めでちょうど良い感じだった。深夜、今日もリビングに蚊がいるらしい。しかし、今日は私がリビングで寝る番なので妻は助けてくれず先に寝てしまった。そのあと一人でわが足を囮にしつつ、倒した。

 

30日

朝、妻から子を預かり妻は二度寝。少し遊ばせた後もう一度寝てもらうために抱っこ紐。寝たのを確認して、歯磨きしたりお茶を淹れたり。そこで大失策。入れたばかりの熱いお茶を飲もうと思ってコップを持った時に、子が動いて手が揺れて、その勢いでそれなりの量の熱いお茶が子にかかってしまう。聞いたことのない泣き方で泣いて、妻も飛び起きてくる。すぐに保冷剤で冷やしたり対処をするけれど、主に顔にかかったので大変心配。比較的すぐ機嫌を直して、遊びだしたし、顔もちょっと赤いくらいで水ぶくれなどもなさそうだった。

午後某所の皮膚科へ。子の薬をもらうのに合わせてやけどについてみてもらう。顔をみてもらって、特に症状が出ていないので問題なさそうとのこと。本当によかった。それから、いくつかの店舗を回る。ユニクロやGU、無印など私たちの行きつけはどうしても中国の強制労働問題がチラついてしまうものの、安さに惹かれて店に入ってしまう。結局、色々歩き回って、ダイソーでコンセントカバー、西松屋で哺乳瓶ブラシとベビーフード、コーナーガード、スーパーで飲み物と安かった厚揚げ、無印でスポンジとお菓子、服屋で妻の服2着を買う。厚揚げには消泡剤が入っているやつなのだけど、買う。私はサンダルが欲しくて、2店舗くらいで試着もしたのだけど、なんか買えなかった。サンダルって値段と自意識が邪魔して辛い。網網なやつを履くのも、足首までベルトみたいなのでぐるぐる巻にしたのを履くのも、便所サンダルみたいなのを履くのも、親指をスポッと入れるところがあるやつを履くのも、どれも抵抗感がある。結局、へとへとになって帰る。

夜、街にスタバができるという情報をついに確信度が高い仕方で得る。妻と喜び合う。

 

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その後も離乳食については難航中。離乳食は食べないのに、タグとかぬいぐるみとか新聞紙とかおもちゃはガンガン口に入れていくスタイル。

 

*1:その昔、mixiが流行っていたころ、「ブラウザ三国志」というゲームがあって、少しの時期やってみたことがあった。リアルタイムで時間が進行して、他のプレイヤーと競ったり、同盟を組んだりするので、ガチ勢の人たちはものすごく時間を割いている。自分はそんなことはなかったのだけど、同盟に入ると、何月何日の何時にどこどこに兵士を送り込むとかそういう役割を担うことになって、相応の責任感と緊張感が生じるの(自分が予定をすっぽかしたら制圧に必要な兵力に至らず、作戦は失敗する)がなんだか変な感じだった。Uさんはそういう類のゲームを今やっていて、ゲーム内なのに仕事みたいに、プレイヤー同士の調整をしたり、同盟内の方針をgoogleドキュメントで作ったり、深夜に幹部でのMTGしたり、してるらしかった。

*2:ブログ上では複数のKさんが出てくるけど別人のことも多いです。

*3:歩いて5分の最寄駅は無人

*4:育休中だから?今年は給料からの天引きではない