窓をあけておく

窓を開けておくと妻にすぐ閉められます。

日記:2021年8月下旬のワクチン副反応と梨の切り方と海

前回の日記はこちら。

p4c-essay.hatenadiary.jp

21日

午前中モデルナワクチン2回目接種。山大にて。前回よりも待機場所があってスムーズだった。妻には1回目で発熱したんだから今回はもっとひどいぞ、二日は寝込むぞと脅されている。どうかな。

妻は昨日あったあることで1日悩み、苦しんでいた。私も一緒に考え、話すけれど、ネガディブな方向で語ってしまうことが何度もあり、前向きな可能性やチャンスを考えたい妻を何度も傷つける。今回のことで自分のなかの何かが変わってしまったと言ったり、人類補完計画が成功したらよかったと言ったりしていて心配。

ワクチン副反応で夕方にはすでにダルい。 夜、子と風呂に入るも、そのあたりから一気に身体が熱っぽい。シャワーだけにしておくんだった。夕飯は妻が豆乳鍋を作ってくれた。子は横でそうめんとメロンを少し食べた。寝かしつけが結構大変で20時ごろにベットに行ってもなかなか眠そうにならない。大苦戦。私はベットで寝ているだけでなにもできず。深夜、大学院のころの友人や後輩たちのオンライン飲み会に少し参加。でもこの時点で熱が39.1℃あってきついので就職事情の厳しさを聞いてすぐに失礼する。それから寝ようとするも寒気が増して冷や汗が出て寝付けない。測らなかったけど感覚的には40℃近くまで上がったのではないか。0時ごろ、カロナールを飲んだら少しずつマシになったものの、よくわからない夢にうなされて何度も起きた。

 

22日

朝、昨晩と比べたら大分良いものの38.4℃くらいはある。それでも寒気がないのでかなりマシ。朝食に妻が小麦粉と豆乳のパンケーキを作ってくれた。卵を使っていないので子も食べてみる。も、噛んだり飲み込んだりしづらかったか、吐いてしまう。某こどもてつがくがオンラインで午前中にあるので、EVEを飲んで参加。EVEがよく効いてその時間は大丈夫だった。内容的には、なんでひとはたべものをたべないといきていけないの?という問いから始まり、食肉の是非にたどり着くというもの。終わった後聞いていた妻から小学校低学年の子たちにこういう話をするのはどうなのか、子にはこういう話はしないでほしいと言われ、考える。子どものころは肉も含めてバランス良く食べることが望ましいのに、そういう話をすることで深刻に受け止め、肉を食べることを避けるようになってしまうこともあるのではないかとのこと。おっしゃるとおりで、どんな年代にもどんなテーマでもとりあえず哲学しておけばいい、ということはないし、そこで話された内容をこちら(大人)が思う以上に真摯に受け止めて苦しい想いをする人がいるかもしれないことを忘れないようにしないといけない。

お昼を食べたあと買い物。私は子と2階のキッズスペースで待つ。そこで、女の子を遊ばせる黒づくめの女性2人に会う。優しく子に微笑みかけてくれた。帰宅後昼寝。夜、EVEが切れてきてだるさがまして食欲もない。妻が買ってきたお弁当食べるのを見てから自分も食べる。子は今日はほとんど離乳食食べず。お風呂もわたしはパスで2人はシャワー。今日も子はなかなか寝ない。寝かしつけのときに妻が落ち込んでいるまさにそのことを茶化すように言ってしまう。ホントによくない。 

深夜、昨日途中前まで見た韓国映画「ハチドリ」を観る。とてもよかった。妻も言っていたけど、邦画と比べていちいち説明臭くない。登場人物がしゃべりすぎない。それでも要所要所のセリフや演出で伝わるものはあるし、解釈の幅も残してある。思春期のウニ(主人公)たちの心の動きの全てを言葉にはさせず、観る側に余白を残しておく感じ。同時にフェミニズムの流れも確実にあって、最後にはウニの周りには先生や友だちはいなくなってしまうのだけど、それでもエンパワーメントされるなにかが残るようなやりとりがあったと思う。

 

23日

朝、起きたら熱も下がっている。36℃。頭も痛くなく、スッキリ。よかった。二晩でさっと終わった。しかしこれよりもっと苦しいこともあるだろうし、副反応怖くて受けない人もいるだろうなというレベルではある。これを経験すると人に積極的には勧めづらい。昨日届いた妻実家からの梨、子にあげてみると食べてくれる。私たちもと思って切ったのだけど、ちょっとずつたくさん食べたらいいかなと思って気を利かせたつもりで小さく切ったのだけど、妻の思っていた扇状のものではなくなってしまって、妻に悲しい思いをさせる。泣いていた。今はコロナのことも自分自身のことも重なってちょっとのことで悲しくなってしまうんだと話してくれた。そういう不安定な気持ちの中にあることを私は聞いて知っていたのだから、改めて申し訳ない。どうしたら元気が出るかな。なにができるかな、と思いつつ、午前中はそのまま家で過ごす。雨模様なので洗濯物は乾燥まで洗濯機で。ドラム式なのにしわくちゃになるイメージと乾燥後の匂いがあまり好きではなくて、あまり使ってこなかったけど、部屋干しの匂いはもっと嫌なので積極的に使ってもいい。

午後、なんだか雨は降らなそうなので、子が昼寝から起きたあと、散歩へ。西松屋で、先日私が壊した哺乳瓶洗い用のブラシを買うのが目的。スーパーに寄ってサーティワンを食べようとするも高くて二人とも躊躇する。結局私は食品売り場でライフガードを買い、妻はたこ焼き屋でクリームソーダを買った。夜、あさりの味噌汁とカツオのたたき、とろろご飯のシンプルな夕食。子は昼寝が短かったのもあってか、機嫌が悪く食べず。夕方作ってみたおやきもあまり食べなかった。つかみ食べの意思はありそうなんだけど、量を食べ続けるほどの集中力がない感じ。ほんと難しい。いつかは食べるんだろうか。

ここ2日くらいで『多様性との対話 ダイバーシティ推進が見えなくするもの』(青弓社)を読む。著者によってバラつきはあるけど、勉強になった。当事者研究の話が面白かった。そこから紐づいて、哲学プラクティス学会の高橋綾論文「当事者研究から哲学プラクティスが学ぶべきことー生きづらさや苦労を抱える人たちとの対話と探究ー」を読む。

 

24日

1日3食食べてはいるけどなんとなく食欲がない日も多い感じ。特に朝や昼は、めちゃくちゃ空くわけじゃないけど一応食べてる。

午前中、Tさんと1時間ミーティング。団体の講師アシスタント向けのガイドラインのたたき台づくりのお手伝い。午後学校へ。日本哲学ラクティス学会の準備。スライドを作るためにパワポを開き、ベースのデザインで小一時間悩む無駄な時間。結局終わらず。 帰りにマックスバリュでたこ焼きの材料を買う。子とお風呂に入ってから、たこ焼き。子は米と豆腐とスイカ。少しずつだけど食べる。夜、寝る前に少しスライド作りの続き。

 

25日

午前中、だらだら過ごす。午後、妻は図書館、私は子とゴミ捨てから高専に寄って、そのあとスーパーのキッズスペースにお出かけ、のつもりが、キッズスペースはコロナ禍で休止になっていた。かなし。帰宅後も子は寝ず、結局午後は行きの車で少し寝たくらいで、昼寝しなかった。夕方、早めにお風呂。夜、ワクチン副反応のIさんの代打で中高生のためのオンライン哲学対話をやっておられる方の話を伺う某イベントの進行。だいぶ雑な仕切りだったけど参加者に助けられた。哲学対話で居場所づくりはできるのだろうか。

 

26日

コロナ拡大で県内の公共施設が閉まることになってしまった。図書館も行けないし、キッズスペースにも行けない。とてもかなしい。

午前、ダラダラと過ごしてしまう。眠くなって10時30分くらいからソファで13時近くまで寝てしまう。子が室内に置いているモンステラの枝につかまったり、葉をむしったりするのでベランダに出した。パキラとウンベラータは以前から避難していたので、これで全員退避完了。昼を急いで食べて、某勉強会に参加して哲プラ連絡会の準備、なかなか難しい。妻には出かけてきていいよと言っていたけど、タイミングを与えてあげられなかった。終了後、3人でお散歩。近所にある木曜だけやっているケーキ屋「ねぇーねのケーキ工場」に行ってケーキを買う。おそらく、元ねぇーね、今ばぁーば、らしき人の手作り感たっぷりのケーキを買って、帰宅後美味しくいただく。夜、子はほとんど昼寝をしなかったのですぐに限界という感じで離乳食は食べず、コテンと就寝。21時から急遽、連絡会の打ち合わせ。反省して、これから1週間で間に合わせるべきことあり。大変だ。どれくらい私も協力できるかしら。深夜、哲学プラクティス学会のスライド、ほぼ完成。

 

27日

朝、スライドを妻に見てもらって修正してメール。妻は昼前にコメダへ。私と子は留守番。子と二人だとなかなか本を読んだりできなくて、音声や動画のほうがいい。京大の「立ち止まって考える」シリーズの伊勢田さんの動画を見たりする。昼ごはんのときに子に離乳食あげてみるも果物しか食べず。夕方、日記をブログ用に整理する。妻が帰宅してからチェックしてもらって、公開。夕飯はシャケとモロヘイヤとご飯と味噌汁。子は昼寝が短すぎて、夕方にはぐずぐずしていて、離乳食もほとんど食べなかった。深夜、Kさん、Kさん、Yさんとzoom。大事な話がたくさんあった気がする。安心安全や傷つきの問題、マイナーとして活動したり連帯する問題、など。

 

28日

午前中、連絡会の打ち合わせ。これで打ち合わせはラストになるはず。ふだん一緒に活動しない人たちと思いがけずかなり時間をかけて動いたことについては勉強になったことも多かった。今、このタイミングで関われてよかった。zoomのリンクを入れたタイムテーブルの作成を請け負ったのでしっかりやらなければ。昼、妻がオムライスを作ってくれる。子はおにぎり、レバーと野菜のペースト、みそ汁を食べた。珍しく、ペーストもスプーンから食べてた。すごい。そのあと妻は昼寝、子も少しして昼寝、私は連絡会の準備。夕方、月曜日の旅行の予約をとり、数日前に見始めたオッドタクシーの続きを観る。子に離乳食をあげようとするもあまり食べず。朝昼食べたから仕方ないか。寝かしつけてから夕飯は鶏肉焼いたり野菜焼いたり瓦そば焼いたり。妻が作ってくれたフライドポテトがとても美味しかった。

 

29日

朝、朝食がないので、最近近くにできた「資さんうどん」に行ってみることに。九州ローカルのうどんチェーンがついに山口にもということらしく、だいぶ前から街全体がざわざわと開店を待ちわびていた。朝食の時間帯なのに混んでたし、開店して1週間でまだ店員のオペレーションがバタついてて不安になる。うどんは柔らかいうどんで美味しかった。子にあげたら結構食べてて、それが何よりよかった。落ち着いたころにまた来たい。帰りに買い物。

昼過ぎ、高校非常勤のときの生徒さんたちに誘ってもらってzoom。とても良い子たちで楽しかった。またやってもよい。ニーズがあれば。こういう当時の教え子である卒業生との交流みたいなの、妻は時々やっているけれど、私はほぼない。自分の学生時代にもないし、卒業したら先生に会いたい、みたいなのもなかったな。夜、カツオのたたきと唐揚げで夕飯。子は朝のうどん以外、離乳食はほぼ食べず。そういう日もある。オッドタクシーを見進める。珍しく妻も私も波長があって面白いと感じている作品。

 

30日

旅行の日。一度はキャンセルして、今回も感染が拡がっているところで大変迷ったのだけれど、育休ももうすぐ終わってしまって気軽に出かけられなくなるし、夏の思い出にと車で行ける県内のところならいいかと、周防大島のホテルへ。午前中に出発。2時間かけて到着。昼ごはんは島の中にあるイタリアンレストランで食べる。たまたまルートを間違えた結果巡り合ったお店で、ピザもパスタも美味しい当たりの店だった。ホテルでは、海、屋外プール、屋内プール、全部に少しずつ3人で入る。子はどこも泣かずに楽しそうにしてて、すごかったし、可愛かった。海水もうまそうに舐めてた。

f:id:p4c-essay:20210908221104j:plain

パイナップルの水着がかわいいな。

それから部屋に入り、私たちは順番に風呂。部屋はけちって山側にしていたのだけど、空きがあるとのことで海側に無償アップグレードしてくれてた。天気も曇りの予報もあったけど、着いてみたらよく晴れていて、景色も素晴らしかった。夕飯はバーベキュー。肉がたくさんあった。海鮮はサザエと鮑とえび。サザエは苦かったが、鮑は美味しかった。以前別の旅館に行ったときにわざわざ変えてもらうほどのことはなかったかも。食後、海で買ってきた花火。手持ち花火と線香花火のつもりが、なんと間違えてロケット花火を買ってしまっていた。最初、気づかずに手持ちの状態でロケット花火に火をつけていて、すんでのところで気づいて砂浜に差して火をつけたけど、危うく思春期のヤンチャな少年少女のように手持ちでロケット花火でぶつけ合うところだった。でも我々で10本くらいのロケット花火をやるのも虚しいので、近くにいた二組のご家族に数本ずつ差し上げる。代わりに近くで筒の花火をやるのを見せてもらう。(手持ち花火と交換してもらいたかったけど、交換してくれなかった。)子は夕方に2時間くらい昼寝をしたので、全然寝ず、部屋で遊んでいたけど、21時過ぎてからようやく寝る。ベビーベッドを用意してもらっていたのでそれを使う。深夜、子が起きてからは私のベッドで一緒に寝た。

 

31日

朝、いつも通り6時くらいに子が起きる。私は朝風呂。その後8時ごろに朝食バイキング。派手なメニューはないけどどれも美味しい。みかんカレー(!!)があったけど、スパイシーな部分とみかんの甘味とが相まってとても美味しかった。子はスイカを食べた。チェックアウト後、もう一度プールと海。海は前日は緑がかって濁っているように見えたけど、今日は透き通っていて素晴らしかった。合わせて1時間弱、入って遊ぶ。昼ごろ、ホテルを出て、道の駅へ。平日ということであまり賑わっていなかったけど、2階のレストランで昼食。私はアナゴのちらし寿司、妻は天ぷら定食、どっちも美味しかった。私の注文についていたミニうどんを子にわけてあげたらパクパク食べてた。うどん、家に帰ってからもやるべし。食後にみかんソフトを食べて、帰路。眠かったけど2人で交代して運転したのでなんとかなった。子は車でずっと寝ていたので、夕方帰宅後はとても元気。家でのはしゃぎっぷりを見ると、プールや海ではだいぶ警戒したり、緊張したり、よそ行きだったんだなと思う。離乳食は全然食べず。うどんとかフルーツとかパンとか、だいぶ好みがはっきりしてきた。

夜、妻とスペース(Twitterの機能で音声配信ができるやつ)を初めてすることに。雑談のネタを付箋に書いて挑む。最初から20人くらいが聞いてくれていて、さらにSNSの人気者たちが参戦してくれたからかピークは60名近くが聞いてたかも。30分で終わるつもりが妻も勢いがついてきて色んな人に話してもらいながら1時間半くらいやる。私がしたのはオナラやウンチの話ばかりだったがいいのだろうか。これだけ人が参加してくれて、ゆるゆるしゃべるのならスペースも面白いなと思うのでした。