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わたしのこどもてつがく(仮)

「こどもの哲学」(P4C)とそれにまつわるものたちでテキストを書こう。みんなで書こう。

昨日の授業で言おうと思っていたけどどれくらいうまく言えたかわからないこと

昨日の哲学対話の授業のクラスは、今年最後の授業。10数回一緒にやってきたけど、僕の方から何か対話の中身以外で生徒たちに話したことはほとんどなかった。でも最後くらいちょっとは何か話してみたいと思って、行きの電車でメモしたことを残しておきたい。

 

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今日で二年生の哲学対話の授業は終わりです。どうでしたか。
 
哲学対話の授業ってみなさんにとってどんな時間なのでしょうか。他の授業と比べたらラク?楽しい?それとも話すの強制される感じがあってめんどくさい?
 
僕としては、この一年、特になにもしなかったと思ってるけど、でも哲学対話の授業がみんなにとって落ち着いて過ごせたり、楽しく考えることのできるとこだといいなと思ってやってたけど、どうだったでしょう。
 
哲学対話の授業は、考えようとしてればなんでもありだと思ってて、結構自由なことが多いでしょう。
この学校でもほかの授業では考えるっていっても、やっぱり先生の指示に従って勉強の範囲で考えるって感じになっちゃうと思うんだけど、哲学対話はぼくが授業としてだいたいのやることは指示するけど、実際に考える中身は結構自由なところがいいところだと思ってます。
 
だから、すぐには哲学対話やってみんながなにか力が身についたってことはないと思うんだけど、まあみんなは来年もやるはずだけど、哲学対話でやったような問いはバカにされたり考えるのが無駄な問いなんかじゃなくて、どれも大切な問題だし、それをときどきは人と一緒に考えるのは楽しいことなんじゃないかなって気持ちくらいはもってもらえていたらうれしいです。
 
で、今日が最後の授業なんだけど、あと一つだけ。
 
僕がこの一年みんなと一緒に輪っかに入っていて思うこと。
やっぱりだれかの話をちゃんと聞いて、それにちゃんと反応してあげるって難しいね。ちゃんと人の話は聞きなさいって言っちゃえば、すごくふつうのお説教みたいになるけど、そういうわけじゃなくて、やっぱり哲学対話の授業ではほかの授業なんかよりもしっかりきっちりしっかり人の話を聞いてほしいのです。なんでかっていうと、哲学対話の授業では、自分で考えたことを、自分の言葉で話すでしょう。それってやっぱり結構大変なことだよ。
 
でも人の話聞くのって難しい、僕だって難しい。僕が1番難しいのは、実は彼女の話を聞くことで。なんでかって、まあもうすぐ結婚するんだけど、いろんなことを決めなくちゃいけなかったり、お互い相手に言いたいことがたくさんあってさ。だから彼女がなにか話してるのはもちろん聞いてるけど、いつのまにか次に自分はなに話そうかとか、なんでこいつはこんなよくわかんないこと言ってるんだっていらいらしたり、ちゃんと彼女の言いたいことを理解しようとしてない、っていうのかな。だからケンカもするわけだけど。
 
まあそれはそれとして、ようは人の話をちゃんと聞くって難しい。でも哲学対話の授業でみんながしっかり考えるためには、みんながしっかり聞く姿勢をしてくれることがやっぱり絶対大事なのです。普段の関係の延長線で少しくらいヤジが飛んだり、いじったりするのは構わないけど、でも、話そうと思ってる人が、もう話すの嫌だなって思ったり、一生懸命話してもしょうがないなって思うような雰囲気は作ってほしくない。そこだけは大切なことなので、覚えておいてほしいし、来年もこの授業をやるときに意識していってほしいなと、思います。
 
はい。そんな感じ。
 
それでは、一年間ありがとうございました。
じゃあ、みなさんにお任せします!どうぞ!
 

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実際の授業ではこんな長々と話さなかったし、生徒たちに何をどのくらい伝えることができたかはなぞだけど、学校での哲学対話のなかで教師がどこでどれくらい出ていくかを模索するなかでの昨日でした。

 

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その日の授業の問い。

 

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もう1クラスは「イケメンと美女の定義とは?」だった。黒板に問いを書いておいたのだけど、司会をしていた生徒が板書を使う際に消されてしまった。

 

どのクラスも生徒の中から司会をやってくれた子がいて、奮闘してくれた。

 

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あるクラスの司会の生徒はみんなの発言をこんな感じでメモをとりながら、とても的確に進めていて、「ファシリテーション」って感じだった。すごい。