窓をあけておく

窓を開けておくと妻にすぐ閉められます。

人間のふりをした宇宙人みたいだ

前日は保育園の運動会だったというのに、子も妻も私もせっせと起き、洗濯を済ませて、8時過ぎには家を出て、ときわ公園のフリーマーケットへ。子にプラレールのレールを買いたかったが、今回は出品している人はいなかった。少しまだ大きめだけど、アルミホイル2個を100円で、こまち、はやぶさドクターイエローが描かれた長靴とこまちの真っ赤な雨合羽を300円で、トミカのクレーン車を200円で、出店の唐揚げ(小倉名物と銘打たれていて、めちゃくちゃうまい)を600円で買った。ばったり妻の職場の先生に会った。

ドラッグストアで日用品を買ってから、宇部空港でやっていた「空の日」関連のお祭りへ。飛行機見学会は事前予約に外れていたのだけど、ヘリコプターでの救助訓練の様子を見たり、東京からの便の到着を見たりする。ばったり保育園の同じクラスの女の子とお母さんに会った。

帰宅途中に子どもは寝たので、家に帰って妻が作ってくれたカレーうどんを食べてから、私たちも昼寝をした。すぐに寝るつもりはなくて、でもベットで横になって最近買った『フェミニスト・キルジョイ』を読み始めて数ページで寝てしまった。(本がつまらないと言いたいのではなくて、昼下がりのベットですやすや眠る子どもの横で本を読むことの無謀さが言いたい)

 

夕方、スーパーへ買い物に行く。夕飯は豚キムチを私が作る予定なのだけど、ネットでレシピを見ていたら、ニラと生姜と豆もやしを入れたくなったので、それを買いに。あと妻は明後日に控えた自分の誕生日のためのスパークリングワインなどを自分で選ぶ、という目的もある。妻に買い物を任せて、私と子はマックでポテトを食べて待つ。でもその前に花屋さんで妻に花を買おうと選ぶ。大きな花束とかじゃなくても、誕生日ウィークの家の机のうえにお花を飾ってあげたいと思った。ピンクや赤のかわいいお花だと代わり映えしないような気持ちになり、今月のおすすめと書いてあったケイトウに黄色い小さい花が添えてある束にする。でもそれだけだと味気ない気がして、店員さんに「何か少し足したいんだけど...」と言ったら「じゃあこのリンドウとか」と言うので勧められるがままに青いリンドウを追加する。

買い物後の妻と合流したときに、子に花を持たせて渡してもらったのだが、明らかに妻の顔が浮かない。帰り道や帰宅後に、あまり語りたがらない妻から、少しずつ話を聞いて、やっと気づいたのだけど、花の組み合わせが明らかにプレゼントというよりも供え物の類いのそれだ。オレンジのケイトウ、黄色の小さい花、青のリンドウ、以上。花をプレゼントするという行為だけなんとなくやりたくなって、肝心の花のチョイスやセンスをすべてミスしてしまった。しかも話をしているうちに「良かれと思ってやってくれたのに喜べなくてごめん」と妻が泣き出してしまった。さいあくだ。「世間で良いとされることをやってみたけどその理解が根本的に欠けていたり、センスを書いているがゆえに台無しにしてしまう」ということがよくある。ほんとうにタチが悪い。人間のふりをしている宇宙人みたいだ。

 

夕飯は豚キムチイワシの缶詰の味噌汁を私が作る。これはどちらも美味しくできてよかった。どっちにも私の好きな生姜をたっぷり入れた。豚キムチは明日のお弁当にもなる。

深夜。これを書いている横で寝ている子どもがなにか寝言を言っている。「とーんとーんとー」と言っているので、多分寝かしつけのときに歌っていた「とんとんとんとんひげじいさん」だ。ひげじいさん、こぶじいさん、てんぐさん。

明日は授業が2コマある。私ももう寝ないと。