GWでした
GW前半は車を買ったり(!)、空手を再開したり(!!)して過ごしました。
GW後半は家でのんびり過ごしたり、近くの商業施設に来たコウメ太夫を見たりしました。
温泉にも行きました。
山口のオクトーバーフェストに来ました。 pic.twitter.com/UXEf3qtkAL
— おがぢ (@ogadi_ogadi) 2018年5月5日
中原中也記念館にも行きました。
湯田温泉は中也の故郷です。
あゝ おまへはなにをして来たのだと••••••
吹き來る風が私に云ふ
「帰郷」では20歳で帰省中の中也に故郷の風が語りかけるのでした。
妻の知り合いの知り合いが学芸員としていらしたらので、ご挨拶もできてよかった。
女将劇場を見ました。すごかった! pic.twitter.com/E1ErLeclsN
— おがぢ (@ogadi_ogadi) 2018年5月5日
テレビでも有名な女将劇場、70歳超えの女将とサポートをするおばちゃん二人と、無表情で太鼓を叩いたり踊ったりして一緒に芸を披露してくれる若いみなさんの調和が最高だった。すごい芸とくだらない芸が混在していて、どう受け止めたらいいのか頭がぐちゃぐちゃになりながらいつのまにか女将ワールドに飲み込まれたしまう感じ。1時間めちゃめちゃ笑って元気をもらいました。
女将がずっと笑顔ですばらしかった。
落ち込んだらまた見に行こう。
おつかれさまでした。帰ります。 pic.twitter.com/iDliJa3nN8
— おがぢ (@ogadi_ogadi) 2018年5月6日
いただいた本*1など
著者のお一人からいただきました。ありがたい。*2
前回のブログでも書いたように、この第一巻は先日授業で使ったばかり。小学生向けの文章だけど、「考える」という意味では中高生と一緒に考えるきっかけにしたって十分。3人の考えを踏まえて、さらにそれを乗り越えたり、そこにはない視点を出しましょう、という課題を出したとしたら、多分かなりムズイ。
本作はマツカワさんが加わり、パワーアップしているし、「無知の知」「人間は考える葦である」「我思う故に我あり」という、「私が哲学する」うえではとても大切な哲学者の言葉についても、ほかの問いと同じ形式で考えてくれているのもよい。難しすぎない言葉で、哲学者の言葉について、単なる解説じゃなくて考えてみてくれるのはとても貴重だと思う。
ゴードさんによる「はじめに」、ツチヤさん*3による「おわりに」も必読。
ぼくたち、なんで生きているんだろう 実況「子どもの哲学」教室
- 作者: 杉田正樹
- 出版社/メーカー: 電波社
- 発売日: 2018/03/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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私自身も二年間(だったかな、忘れた)ほど関わらせていただいた神奈川県関東学院小学校でのこども哲学の実践でのやりとりから生まれた本。本のなかで、膠着した対話を、自分の恋人の話を出すことで切り抜けたアシスタントとして登場するのが私です。
著者である杉田さんは本の紹介ページによれば「二つの小学校で哲学の授業を始めて6年」になるという。そう、実は関東圏で相当初期*4からこどもの哲学をやっている学校の一つがここなのです。回数は決して多くなくて、私がかかわっていた当時で年間6回程度でしたが、4,5,6年生で実施させてもらえたことで、計18回。こどもたちにとって「哲学」という言葉が身近に感じられるようになるには十分。
ちなみに杉田さんのファシリテーションは、達人技。(ご自身ではこどもたちの声が聞こえづらいことを理由にされているけれど、)20数名のこどもたちの円の真ん中に立って、その場で出た問いとこどもたちの発言を受けて、自分も考えて、おかしな考えがあれば率直に批判し、うるさい子どもたちにはときに叱る。でも全部、一緒に真剣に考えようとする姿が伝わるから、そこには「哲学」が生まれる。そんな時間でした。
こちらは書籍ではないけれど、東洋大学京北中学高等学校で行われている「哲学教育」および毎年の学習の集大成「哲学の日」についてまとめた冊子とDVDを担当の先生から送っていただきました。ありがとうございます。ありがとうございます。
個人でコツコツ、周りに疑問符をたくさん突き付けられながら哲学教育をするのも大変だけど、学校全体で哲学の旗を掲げてやるのって、やっぱりすごく大変なんだろうと思う。
・ふだんの哲学の授業を専門の教員だけでなく多くの教員が担当されて取り組まれていること
・ゲストを読んでのトークセッション
・生徒を審査員にした哲学エッセーコンテスト
・(それだけならよくありそうな)課外学習を「哲学」と絡めて行うこと
それでもどんどん進化している取り組み、ゆっくり勉強させていただきます。
webでも当日の様子や取り組みが読めます。
仕事再開
さあ五月の後半には初めての試験もありますし、研究活動もさすがにスタートさせなくてはいけません。無理は禁物ですが、少しずつがんばります。