窓をあけておく

窓を開けておくと妻にすぐ閉められます。

報告

哲学とセーファースペース(Safer space policy/ Inclusion policy by MAP UK)

哲学がしたい人のためのセーファースペースが必要だ 哲学したいと思う人たちが理不尽に排除されたり、「ここは自分のいる場所じゃない」と思って立ち去らなくてよいようになっていてほしい。 私は最近このような問題意識をもっているのですが、そのような考…

学生を「呼ぶ」ことと「待つ」ことのあいだ:哲学プラクティス連絡会発表のふりかえり

子の涙 子どもは今週末で2歳になります。今日は保育園で誕生日会をやってもらっているはず。毎日のようになにかしらで泣いたり、わめいたり、しています。泣いては、要求が満たされたり、もっと興味のあるものが見つかればケロッと機嫌を直すこともあって、…

哲学系イベントのためのインクルーシブ・ガイドライン

哲学を今できている人には見えない壁がある ちょっと必要と関心があって、たどり着いたMinorities and Philosophy UK*1というウェブサイト上で見かけた「哲学系イベントのためのインクルーシブ・ガイドライン」がすごく丁寧に作られていて、よい感じなので紹…

哲学対話で「深まり」を目指すのはなんのため?目指してどうなるの?(か、がわからない)

お盆前にはICPICというこどもの哲学の国際会議が東京でありました。私はまだ授業や校務のある時期だったのでオンライン参加。そんな最中、哲学対話についてのいろんな意見や想いが行き交うなか、気づけば哲学対話における「深まり」についての発表をしなくて…

9月5日(日) 日本哲学プラクティス学会第3回大会に参加したので感想

昨日投稿した哲学プラクティス連絡会の話に続いて参加報告。 p4c-essay.hatenadiary.jp 日本哲学プラクティス学会とはなにか。 哲学プラクティスは、市民が自由に語り思索する自発的な活動です。この活動をさらに発展させ、より活発で意義深いものにするため…

9月3日と4日、哲学プラクティス連絡会第7回大会に参加したので感想

哲学プラクティス連絡会は「日本国内における哲学プラクティスの実践者・研究者が集まり、たがいの活動を報告し、情報を交換しあうことによって、哲学プラクティスを豊かで実りの多いものに発展させていくことを目的」(連絡会HP)とした集まりです。年一回の…

育休をとっている話

こんにちは。11月19日に1人目の子どもが産まれまして。コロナ禍特有のことも含め体重も小さめだったりと心配ごとも多かったのですが、先日無事生後1ヶ月を母子ともに健康で迎えることができました。赤ちゃんはめちゃくちゃかわいいです。もちろん赤ちゃんは…

冬休みだ!今期の振り返りとか

あー、ブログ画面をひらくのがちょーー久しぶりです。 勤務校は4学期制を敷いていて、ちょうどブログを書いていなかった時期は2カ月の夏季長期休業が空けた10月から今日まで、おおよそ三学期まるまる、ということになります。 いやあ、なんだか忙しかっ…

(国内の)国際会議へのお出かけーシチズンシップ教育という言葉の認知度の話とか

(国内の)国際会議で発表をしたよ 高専や技科大、そして協力関係にある、シンガポール、香港、フィンランドの工学教育系の先生方が集まり、工学教育の未来的なことをテーマにする国際会議が、今年は近くで開かれたのです。 東京の某むらせ先生にけしかけて…

『こども哲学ハンドブック』はうなぎ屋の秘伝のタレみたいな本だよという話

理事を務めるNPO法人から本が出ました! アーダコーダ初の書籍『こども哲学ハンドブック 自由に考え、自由に話す場のつくり方(アルパカ刊)』が8月31日に販売を開始しました!のべ300名以上の方にご受講いただいた主催講座をもとに編纂したこれまでのアーダ…

プロジェクト学習を終えた

世間の学校は夏休みですが、勤務校は今が期末試験。 明日が試験最終日。 倫理もそこで行うので、私は明日の午後から採点マーチに突入です。 プロジェクト学習というなぞ さて、勤務校では今1、2年生は新カリキュラムで動き出しているのですが、おそらくそ…

哲学カフェ&徳山駅前蔦屋書店に行く

すごーく、久しぶりに哲学カフェに行きました。 東京にいた頃も、イベント事で呼んでもらって進行役をすることはあっても、カフェで開催されるものに参加者として出かけることはほとんどなくて、しかもこちらに来てからはさらに縁遠くなってしまっていた。 …

【長編】哲プラ連絡会公式機関誌『みんなで考えよう』創刊号を読んで考えよう

みんなで考えよう 今年は私は参加できなかった、(第4回)哲学プラクティス連絡会。*1 初の公式機関紙がweb上で無料で読めます。 すばらしい原稿の数々と編集委員の方々のご努力により、とても楽しい読み物になっていると思います。「学会」もできたけれど…

日本哲学プラクティス学会第1回大会に行きました(長文)

p4c-essay.hatenadiary.jp これの続き。8月26日(日)には明治大学で開かれた*1日本哲学プラクティス学会第一回大会に参加しました。 (泊まった実家の猫、と映り込む私。猫はなにを考えているんだろう?) 連絡会があるのになぜ学会なのかというモヤモヤを…

「p4cかたろうかい2018」に行きました

週末は出張。#哲プラのおまつりでした。わたしは土曜日は神戸、日曜日は東京へ。 神戸のp4cかたろうかいに向かっています。明日は東京へ行きます。みなさまよろしくお願いします。 #哲プラ— おがぢ (@ogadi_ogadi) August 25, 2018 久しぶりにお会いできた方…

「こどもはみんな哲学者」なのかー某博論最終面接を見学して思ったことー

昨日と今日は大学入試センター試験。一昨日の出勤時にも会った高三生たちも(当然だけど)それぞれの仕方でソワソワと過ごしていた。二日間、自分の力がしっかり出せますように。 さて、そんななか昨日は、日頃大変お世話になっている土屋陽介さんの博士学位…

研修会でした。信頼とはなにか?の本質観取と、哲学対話の問いのもつ切実さとかいろいろ

1学期の授業が終わった。とても緊張することも多かったし、反省すべきところばかりである。未熟。でも基本的には教室に楽しい気持ちで向かっていけたし、生徒・学生とのやりとりは充実した時間だったなあと思う。夏休みしっかりと秋からの準備をして、秋から…

P4Cでエッセイを書こう

対話をメタ的にふりかえることも大事。 理論研究も大事。 文字起こししてみて対話を分析するのも面白いかもしれない。 でも、その場で起こったことを主観が入り混じったかたちでいいから書き留めて、蓄積していくことも、きっと楽しいし、それを読み合うこと…

書いたものとかをまとめておきます

第四回まで書いて、続きは頓挫中。。。 ネット記事 働くことに潜む「呪い」(4) 高収入=いい仕事? エライ人?(THE PAGE) - Yahoo!ニュース 働くのは何のため? 働いて「お金持ち」になればなるほど幸せになれるのか(THE PAGE) - Yahoo!ニュース 仕事…