高専てつがくは発狂する

「こどもの哲学」(P4C)とそれにまつわるものたちでテキストを書こう。みんなで書こう。これからは日々のことも綴ってみようと思います。

【主に学生さんへ】2019年度第一学期のふりかえりや感想へのお返事など

学生のみなさん、こんにちは。 よくぞたどりついていただきました。 授業で配布したQRコードから直に飛べずに申し訳ありません。 平均点とか、採点していて気づいたこと 60点満点の試験でしたが、 平均点: 43.80点(100点満点なら73.0点) ―M 41.7 点 C 45.…

哲学対話が広がっていくことにモヤモヤもする、という話

私はTwitterで「哲学対話」と検索するのが日課です。 自分の授業を受けた人をそれで見つけることもある(!!)けど、 SNS界隈で哲学対話が話題になっているときにその反応をみるのは、ドキドキもするけど概ね楽しい。 哲学対話/ こどもの哲学が注目されてう…

ライフラインのある授業ー対話したくない人はしなくていい?

GWです。 なかなか担任仕事もあったりで、落ち着いてブログを書く、という感じにはならず間が空いてしまった。 一昨年、非常勤をしていた学校の生徒さんが声をかけてくれて、昼食をご一緒してきた。二人とも素敵な大学生。一年間受験用の倫理を教えていただ…

新年度の授業びらきと哲学対話

新年度、初担任についつい気をとられてしまいますが、授業も開始。 勤務校にて。前日の風雨でだいぶ散った。 授業びらきになにをするか 他の教員ブログを見ていても、初回授業には気を使われているのがわかる。 私は、というと、そんなに考え込み、作り込ん…

迎え入れる

あっという間に新年度、明けて1週間が経ったようだ。今日はお花見ピクニック。週末でリフレッシュして週明けから本格的にがんばらないと。 あったかくて桜が満開で、お酒を飲みながら横で夫はうたた寝をしていて、みんなそれぞれのシートでぷかぷか浮かぶ島…

最近読んだ本などー<われわれ>は<彼/彼女ら>を教育することができるのか

2月、3月あたりで手に取った本などの備忘録 数が少ない。。でもこれでも授業期間と比べたらマシなほう。 読書の時間、確保しなくてはいけない。 ジェンダーのこと 82年生まれ、キム・ジヨン (単行本) 作者: チョ・ナムジュ,斎藤真理子 出版社/メーカー: 筑摩…

初めて哲学対話をやった先生たちは何を感じるのか

体験授業とか教員研修とか 大変僭越ながら、所属NPO経由や東京の先生経由で、哲学対話についての体験授業をしたり、教員のみなさまにお話をさせていただく機会をいただくことがあります。 大分の学校での哲学対話&教員研修。唐揚げを買って帰るのだ。— おが…

哲学の先生であることへの様々な反応のこと

ぼちぼち年度末... 今年度はもう少し続くけれど、授業や試験など私が関わる学生関係のことはひと段落したので、ふりかえりもしていきたい時期。 アンケートや大福帳を見ながら、思うのは、まだ一年でしかないけれど、哲学(対話)の先生であろうとしたことの効…

哲学対話の会に行ってきた話

昨日で年度内の授業が終わりました。おつかれさまでした。 またそのことはブログに書きます。 妻を誘って哲学対話へ 山口県にはあまり哲学対話の場はない*1のもあり、日曜日、はるばる二時間、福岡まで。 地方格差。 某法人のファシリテーター講座を受けてい…

【主に学生に向けて】2018年度第四学期、試験の講評・感想へのお返事など

学生のみなさんに配った模範解答に付けたQRコードからこの記事に飛べるようになっています。 2019年度第一学期受講生のみなさんはこちらへ。 ↓ p4c-essay.hatenadiary.jp p4c-essay.hatenadiary.jp 三学期終わりにやった、これと基本的には同じ。 学生のみな…

お客様襲来

かなりコンスタントにブログが書けていたはずなのに、ここ、1、2週間はぱったり止まってしまっていた。シラバスやら試験準備やら入試やらがあったのかな。ちょっと落ち着いて振り返ってみると、なにが忙しかったのか、よくわからないけど。。*1 お客様襲来…

そこにいる人をいる人として扱う授業

インフルから復帰して、ちょこちょこと授業、しております。 どの授業でも、レポート書いてきてもらって、それを相互に読みあったり、発表して、質疑応答してもらったりして、勉強してもらっています。 そういう意味では私はなにもしてない。でも指示を通す…

学校単位での哲学対話・哲学教育への取り組み事例まとめ[探究学習との関連性を意識]

とあるところの学校の先生方へ向けて、哲学対話やその学校での取り組み事例を紹介するようなレクチャーをさせていただく機会があった。 もう知っている人は知っている学校名と実践状況だけれど、どこかでまとまって読めるものは今でもそんなにあるわけではな…

教えることはもう古いのかービースタを読んだ話

インフルエンザで自宅待機中のせめてもの進捗として読書をしました。 教えることの再発見: 作者: ガート・ビースタ,上野正道 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2018/08/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 知人の先生たちとやっている…

哲学対話はアクティブ・ラーニングではない?

インフルエンザになりました。 インフルエンザで今週いっぱい授業休講です!申し訳ない!!レポート等の日程もズラすかもしれませんが、やっておいてください!!!申し訳ない!!!!— おがぢ (@ogadi_ogadi) 2019年1月23日 学生さんたちには多分にご迷惑を…

「公共」の教科書から「基本的人権の保障」や「平和主義」は消えるのか

新科目「公共」の教科書から「基本的人権の保障」や「平和主義」は消えるのか 前提:確認するポイントを絞ります。 ①新設科目「公共」の学習指導要領において、「基本的人権の保障」と「平和主義」は削除されているのか。 【追記. 2019. 1.17】 ②学習指導要…

続・今日の哲学対話はどうすれなよかったんだろう

p4c-essay.hatenadiary.jp この記事を書いた翌日に、別の学年・クラスで やった哲学対話の話。 グループワークをしようかな(事前の計画) 賃金が低くて楽な仕事と賃金が高くきつい仕事どっちがきついか 自分が働いているところがブラックバイトだと感じたら…

今日の哲学対話はどうすればよかったんだろう

ブログの総アクセス数が12000を超えたぞー。きっとみんなのブログはもっとすごいスピードでアクセスされているのかもしれないけど、こつこつ見てくれている方がいるなら、うれしいなあ。 なるべく手短に、書く。 アンパンマンで哲学対話 全員問いを立てる 「…

授業再開ー授業事例集ってどうやって使うんだ?

年末年始もちょこちょことブログを読んでくださっている方がいたようでうれしいかぎりです。今年もよろしくお願いします。 本日より授業再開 そうだ!授業事例集にヒントを! あれ?授業事例集ってどうやって使うんだっけ? 自分のなかの抵抗感は「時間がな…

授業でできることと授業外でできることー放課後対話の会をやる

放課後の対話の会のこと 今年の授業の最終日である25日の放課後、主に授業で担当している学生さんたちにお声掛けして、ゆるやかな対話の会を開催しました。 【学内向け】ごめんなさい。下記ツイートについてですが、18日(火)に会議があるようでした。25日…

対話か講義か

対話か講義か 第三学期を終えて第四学期に入りました。25日に授業をして、年内は終わりです。 様々な反省などはこちらから。 p4c-essay.hatenadiary.jp 対話よりも講義をもっと増やして~という声について、ずっと考えてしまっていて、精神衛生がよくない。…

【主に学生に向けて】今期試験の講評・私のエッセイ・感想へのお返事・文献案内

学生のみなさんに配った模範解答に付けたQRコードからこの記事に飛べるようになっています。 どうでしょう。たくさんの人に読んでもらえると嬉しいのですが。。 これを読まなくてもひきつづき倫理や現社を楽しんでいただけると思いますし、成績で合格点は十…

試験の採点を機に、評価について考える

採点作業で採点されているのは教員だ 「倫理」と「現代社会」の採点をする。 採点作業は学生を採点するというよりは自分が採点されるんだなあと思うことがしばしばある。こっちが独りよがりで教えて気持ちになっていることが、いかに伝わっていないかを思い…

ばたばたと授業をするークラスの半分は哲学対話、半分はグループワーク、とか。

もうすぐ第三学期が終わる 勤務校は4学期制。もうすぐ三学期が終わり、期末試験だ。 試験が近づくということは、成績評価が近づくということでもある。 シラバスで評価割合は明示していて、レポートや大福帳なども大きめのウェイトを占めているし、学生にも…

哲学カフェ&徳山駅前蔦屋書店に行く

すごーく、久しぶりに哲学カフェに行きました。 東京にいた頃も、イベント事で呼んでもらって進行役をすることはあっても、カフェで開催されるものに参加者として出かけることはほとんどなくて、しかもこちらに来てからはさらに縁遠くなってしまっていた。 …

後期の授業とかクラスという単位のこととか

ブログの更新をしばらくサボっているあいでに、いつのまにかブログのアクセス数が10000を超えていた。 多分ツイッターのフォロワーがちょこちょこ増えている影響で見ていただいているのだと思うけれど、どうもありがとうございます。ブログの反響というのは…

後期が始まるうう

授業は嫌いじゃないはずなのに、授業が始まるのが嫌でたまらない 安心してください。明日からの新学期に怯えているのは学生だけではありません。教員もです。今日慌てて授業準備をしていますが、疲れてしまって公園までペリカンを見に来ました。— おがぢ (@o…

P4Cとフェミニズムが気になる

P4C(こどものための哲学Philosophy for children)とフェミニズム この二つは結構古くから結びつけて論じられてきたらしいということを最近知る。 実際にP4Cの初期の代表的な論文集*1でも、1994年と1997年の二度にわたってP4Cとフェミニズムについての論集が…

レポート課題を考える

翌年度以降の単位認定システム 勤務校では、必修科目を一つや二つ落とした時点で自動的に留年になる、というシステムを採用していない。たとえば必修科目である「倫理A/B」が不合格だったとしても、次の学年のカリキュラムに進むことができる。でも、そのま…

「自分の思ったことを言う」というルール

毎回ルールを変えること ありがたいことに色々なところで、哲学というものに初めて触れるような人たちと哲学対話をする、という機会がある。そこではたいていは哲学対話のルールを説明するのだけど、わたしは自分用の毎回決まったルールを持っていない。 正…