高専てつがく+α(仮)

「こどもの哲学」(P4C)とそれにまつわるものたちでテキストを書こう。みんなで書こう。これからは日々のことも綴ってみようと思います。

「いなかの学校」にこども哲学をしに行く

週末出かけることが多かったのと、学校のほうも少し忙しかったのもあって、久しぶりのブログ。 「いなかの学校」にこども哲学をしに行く 先週末は所属NPOへ来た依頼を受けるかたちで、県内のフルーツ農園を会場にした二泊三日の小学生向けのキャンプ、「いな…

海外のp4cの論文集がいっぱい出ているという話

そろそろ研究もまずは論文を読むところから再開しなくちゃいけない 学校での哲学対話を研究するうえでは、「こどものための哲学Philosophy for Children」の研究の蓄積がとても大事。 リップマンという名前ばかりがまだまだ日本では前に出ているけれど、当然…

授業の行き詰まり感

不勉強を承知で どうしても学生さんたちと考えたくて、昨年度に引き続き今年度も「ジェンダー」をとりあげた授業をしています。 授業のアイデアは某都倫研の紀要に載ったある先生の研究授業から大きな影響を受けている。 ・「男」と「女」と聞いて思いつく言…

学校の気持ち悪いところなしでは教員でいられない

週末。平日はもちろん授業はしているものの、空きコマでのその他の仕事への集中力が続かなくなってきてしまって、だらだら学校に残るのはよくない。ピシッとしないと。 写真はドライブで行った近くのダム。3、40分走ればダムのある街よ。 授業と自習 カリ…

「問いを立てて自分の考えを述べる」課題の難しさ

久しぶりの日記。6月も中盤に入り、少し息切れ気味なのかもしれない。 でも初の自家用車でドライブに出かけたり、プライベートが充実していないわけではない。 写真はホタル祭りの灯籠。 自分で問いを立てる 授業では、自分で問いを立てましょう。問いを立…

試験期間

(我が家のベランダと植物たち) こちらに来て初の定期試験期間です。 私の担当分はもう試験を終え、採点中。 長めの論述部分を設けたために、採点もその分悩ましい。 自分で作ったシラバスに合わせて自分で作った試験を自分で採点していると、むしろ評価さ…

「哲学おしゃべりカード」で問いあてゲームをやってみる

授業時間が少し余って、試験前で、がっつり哲学対話をするわけでもないなあというときに、パっと思い付きでやってみたら、思いのほか面白かったのです。 使うのは、「てつがくおしゃべりカード」です。 てつがくおしゃべりカード (哲学カード) 作者: リヒテ…

納得感

先輩の先生方に部活動のことをお任せしていることで、得られる週末の時間に感謝しつつ過ごしています。 金曜日のとある宴席で、久しぶりに 「「哲学」とか「倫理」の授業って、なにを教えているんですか?」 「哲学って結局なにをするんですか?」 と問われ…

週末を過ごす

妻は東京に。哲学なみなさんは神戸に。私は引き続き宇部にいます。— おがぢ (@ogadi_ogadi) 2018年5月18日 そんな週末。 土曜日 平日の疲れもあるけれど、朝はちゃんと目が覚める。 予約していた美容院の時間があちらの都合で少し早まり、午前中から家を出る…

人って、人それぞれなんだなあ

人それぞれ 哲学対話的な活動をして、感想を書いてもらうと、どうしても、「人って、人それぞれなんだなあ」みたいなコメントが目についてしまう。もちろん、人それぞれという言葉を使わずに、対話を受けて自分の思索を豊かに展開してくれている学生もいて、…

五月病になりつつ高専で社会科を教える

五月病 GWも明けてしまって、今週はこちらも少しずつマンネリ気味だったり。 とはいえ、月末には最初の試験が近づいて来ているし、授業のストックも切れつつあるし、それぞれの教室の雰囲気に合わせて授業の見直しもしていかなくちゃいけない。 教員だって五…

GWといただいた本など

GWでした GW前半は車を買ったり(!)、空手を再開したり(!!)して過ごしました。 GW後半は家でのんびり過ごしたり、近くの商業施設に来たコウメ太夫を見たりしました。 温泉にも行きました。 山口のオクトーバーフェストに来ました。 pic.twitter.com/UXEf3qt…

ああ、教室という箱の力よ

4月最終週:締め切りを守れました 今週は某書類の締め切りが半ばにありましたが、なんとかできました。 某書類とお別れ。さようなら!— おがぢ (@ogadi_ogadi) 2018年4月25日 今週も哲学対話 あとはコツコツ授業をしつつ。哲学対話も、学生さんたちに問いを…

サイレント・ダイアログ(紙上対話)

4月3週目:少しずつ残業している 毎日、夕方早くには帰って、家で妻と夕飯を食べる日々でしたが、今週は妻が東京行きということもあり*1、だらだらと残って仕事をしたり、書類書きをするなど。研究室個室は自由になりすぎてすごい。 お昼はコンビニまで歩い…

いそがない

4月2週目:今週の目標は、お昼の時間にちゃんとお昼を食べるでした。 お弁当を食べます。妻さんありがとう。— おがぢ (@ogadi_ogadi) 2018年4月9日 お昼にします。お弁当ありがとう。— おがぢ (@ogadi_ogadi) 2018年4月10日 呟きそびれましたが、今日もちゃ…

始まりました

4月第1週:新年度始まりました。 今週の個人的な目標はちゃんと出勤してちゃんと家に帰ってくること。 無事出勤できました。ありがとうございます。— おがぢ (@ogadi_ogadi) 2018年4月1日 今日も無事出勤できました。ありがとうございます。— おがぢ (@ogadi…

(物理的に)引っ越しました

引っ越しました 瀬戸内海に面した街に引っ越しました。 四月からも、やることはそんなに変わらず、社会科系の授業を担当したり、哲学や教育について研究したり、哲学プラクティスにかかわったりする予定です。 東京を離れたことでできなくなることや、参加で…

教員も同じようにする、いる。−哲学エッセイのこと

某授業では、今年度の終わりが近づいてきて、哲学エッセイと称して、自由に問いを立てて、考えを書いてもらうという課題を出している。4,50分時間をとったけれど、案の定授業内で終わるはずもなく、多くの人にとって持ち帰りの課題になってしまったのは、申…

カヌレで考える7つの質問あるいは哲学者の道具箱

7つの質問の使い方 昨日は某NPOとしてのファシリテーター交流会に行ってこどもの哲学で言われる「7つの質問」について考える機会があった。 7つの質問とは「哲学者の道具箱」などと呼ばれたりする、対話を促進してくれる質問の型のようなもの。 p4c-japan…

「こどもはみんな哲学者」なのかー某博論最終面接を見学して思ったことー

昨日と今日は大学入試センター試験。一昨日の出勤時にも会った高三生たちも(当然だけど)それぞれの仕方でソワソワと過ごしていた。二日間、自分の力がしっかり出せますように。 さて、そんななか昨日は、日頃大変お世話になっている土屋陽介さんの博士学位…

複雑でよくわからん世界で生きる

年があけてからもう10日近いぞ、まずいまずい。 今年はなんとかがんばりたい。 年末はこんな感じで過ごしていました。 マフラー雑に巻いてイヤホンからは相対性理論とか流しちゃってポケットに手を突っ込んで、駅から学校まで冬の朝日を浴びつつ適当なことを…

哲学の人としてそこにいることの逆説

人はどのようにして仕事をするのか。それはいつ哲学になるのか。についてのミーティング。時間がなくて言えなかったけど、この話題を聞いて自分について思ったのは、今、哲学対話を実践している二校ではなくて、ただの非常勤講師としている学校でこそ、哲学…

こども哲学のクックパッド

哲学対話を広める 先日、ぼくがとても信頼しているセミ・クローズドな集まりのなかで、 哲学対話はとてもいい実践だと思うから、もっといろんな学校に広まってほしい。そのためにはどうやったらいいか考えたい。 という話題が出た。 確かに、哲学対話、自分…

こどもの哲学のチカラ?

夏休み。毎日もろもろ溜まっているのに、家でごろごろだらだらと過ごしがちで、やるべきことが溜まってしまう。夏休みの宿題を溜めるこどもと同じじゃないか! でも、簡潔に、最近あったこども哲学での一場面を書きとどめておきたい。 .... This is 変容!な…

研修会でした。信頼とはなにか?の本質観取と、哲学対話の問いのもつ切実さとかいろいろ

1学期の授業が終わった。とても緊張することも多かったし、反省すべきところばかりである。未熟。でも基本的には教室に楽しい気持ちで向かっていけたし、生徒・学生とのやりとりは充実した時間だったなあと思う。夏休みしっかりと秋からの準備をして、秋から…

学校で哲学対話をするとやっぱり色々難しいことに出会います、という話

ブログを書こう書こうと思っていたけど書けていなかった。 今日書くのは、日々書きたいなあと思っていたのとは別の話。 最近もいろんな学校で授業をしているのだけれど、二つの学校では哲学対話を多くしている。これが基本的には自分の本業、というか持ち味…

じょじょに「先生」になっていっている自分がいやだ

いやー、新年度始まると全然ブログにまでたどり着かない。書きたいことは色々あるのに。 でもちょっとがんばって、この一ヶ月半くらい過ごしていて、感じていることを記録しておく。 ●専門学校で授業したよ 去年に引き続き、四月は某専門学校で授業をさせて…

あなたの不満はなんですか?から哲学は始まるのか

ねりま子どもてつがく第四回に行ってきた 「どうしてママは私の髪の毛をとかすときに痛くするの?」 「どうしてお風呂に毎日入らなくちゃいけないの?」 「どうして嫌な注射を打たなくちゃいけないの?」 「なんでゲームの時間を大人が決めるの?」 「なんで…

人は死んだらどこへ行くのか

子どもの哲学についての論文をあと数日で仕上げたいのだけれど、書けていない。 ピンチだ。物を書くリハビリも兼ねてブログを書いてみる。 *** 「人は死んだらどこへ行くのか」 一瞬ドキッとなるこの問いは、小学生や中学生と哲学をするときにとてもよく彼ら…

いかにして【小さな声】がかき消されずに合意が成立するのか?

はじめにの前に 2012年から2015年(だったはず)まで、都内の小石川中等教育学校の先生に実践の場を提供していただき、高校生と哲学対話をするという機会を継続していました。 その一実践に、お越しいただいた方に、当時エッセイを寄稿していただいたのです…